ターゲットパターンの境界に対する振る舞い

田中 正信




1. 概略

 反応拡散系の実験系として、有名なBelousov-Zhabotinsky(BZ)反応と呼ばれる化学振動反応系がある。この反応では、化学波が同心円状に広がるターゲットパターンやらせん状に回転するスパイラルパターンなどの時空空間構造の自発的生成が見られる。
 ルテニウム(Ru)を触媒として用いるBZ反応には光感受性があり、光が当たることにより、化学波の伝播速度が減速したり、伝播しなくなって消滅したりする。
 今回の実験では、この光感受性BZ反応における光度とターゲットパターンの伝播速度との関係を調べ、更に、パターンが見られるメンブランフィルタ上に光度の異なる領域をパターニングして境界を作ることで、光度の時間的変化率によりターゲットパターンの振る舞いが変わる現象が観測された。



全文: tanaka.pdf (311KB)


戻る