BZ反応中における液滴の運動の解析

道越 秀吾

2000年8月30日


概要:

 この一連の実験の目的は、BZ反応時にみられる液の運動の解析および、その運動のおこるメカニズムを調べることである。BZ反応時の液滴の運動に、気づかされたのは、次のような実験であった(図)。



 図は、実験を行った系の概略図であり、横からの断面である。二層の油の中にBZ液を挟み、それを観察する。下の層は、1、2−ジクロロエタンであり、上の層は、n−デカンである。これは、前者の密度が水より大きく、後者は水より小さいことにより浮力の関係でBZ液滴がそれらの油の間に挟み込まれ、上の図のようになるわけである。そこで、ここに2つのBZ液球(1μリットル)をごく近くに並べて置くと、これらの球が交互に動く様子が見える。(*1)




 その動きは、片方の球の反対方向、斜め上向きにうごき、再びもとの場所に戻ってくる。このような運動を、球が交互に繰り返す。この動きが見えるのは、反応が赤から青に変わっている最中のみであることから、この動きと反応には、なんらかの関係があることがわかる。この関係を明らかにするために以下のような実験を考えた。

全文: michikoshi.pdf (1.71MB)



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